流浪オヤジ通信
ご挨拶
こんちは。オレ、黒坂。クロサカだよ。クロイタじゃないよ。クロサワでもないよ。間違えるなよ。アメリカはカリフォルニア州サンフランシスコ在住。四十うん歳。妻子あり。職業:ソフトウェア・ヘンジニア。
10年ほどアメリカはサンフランシスコ近辺に住んでから日本に戻てきた帰国子女ならぬ帰国オヤジだったわけだが、やっぱりなんとなくなじまないので、またサンフランシスコに戻って来てしまった。しかし、アメリカに来てもアホなことはたくさんあるので、やっぱりグチは減らないわけ。そうういうこととか、そうでないこととか、適当に書き散らしたので、ヒマなら見ていっておくれ。
編集方針
画像満載、JavaScript 搭載、HTML最新技術使用のウェッブページが最近やたらと多くて、表示にやとても時間がかかり腹が立つ。なーにが、ダイナミック HTML だっ、さっさと表示しやがれ。Flash だとぉ、おととい来やがれ。こういのに限って、表示に時間がかかった上中味がなかったりする。流浪オヤジ通信は、サクサク動くテキスト中心のデザインを編集方針とする。(誰だ、手の込んだのを作るのが面倒なだけだろうなんて言う奴は。バレたか。)
目次
総合索引・目次はこちら。小さくなったアメリカのケータイ
日本と同様アメリカにも携帯電話会社が複数あって、激しい競争をしている。でもドコモのような一人勝ちにはなってない。サンフランシスコ地域では、Cingular、AT&anp;T、Sprint PCS そして Verizonの4社が競っている。
オレは Sprint PCS を使っている。たまに通話が突然切れたり、着信を取ると声が一方通行だったりと問題もあるが、まあまあのサービスだ。ちなみにお値段は、昼間〜夕方の通話時間250分込み(早朝・夜は事実上掛け放題)で$50 弱だ。
無料の携帯電話のロックを解除する方法
妻には、Cingular のケータイを使ってもらっていたが、こいつはひどい。まず、留守電の留守メッセージが突然消失することが1年の間に2回もあった。どうも留守電システムのアップグレードに伴う措置のようだが、利用者には何ら通知がない。せっかく録音してあった日本語の応答メッセージがいつのまにか消去され、初期設定の英語のメッセージに変わり、携帯のメニューまで変更になっていたのはびっくりした。今となってはわからないが、たぶん、他の人の残したメッセージも消えたのだろう。こんなひどいこととをされても怒らないアメリカ人が不思議だ。Cingular でもっと話にならないのは、夕方異常に繋がりにくくなることだ。夕方に妻のケータイに電話をかけても、回線が混んでつながりません、みたいなメッセージが流れるだけだ。5回ぐらいかけて、やっと繋がる。一時的に顧客が増えて基地局の増設が間に合わない、とかいうのならわかるが、契約して1年間、改善される様子はなかった。改善はしないくせに、テレビではでに宣伝をして、客を増やし、さらに繋がりにくくするとは、どういう神経だ、と言いたくなる。またこのメッセージを流すシステムもバグだらけのようで、一度など、まるで料金を払わなかったらから電話番号を中断されているともとられないようなメッセージが流れたこともある。
そんなわけで、Cingular は救いようがないので、当初の契約期間の1年が切れたところで、あっさり解約した。(アメリカの携帯は、通常1年間の契約になっていて、1年以内に解約すると、違約金を $150 ぐらい取られる。)替わりに、AT&T Wireless と契約した。会社のセールスマンが使っていて、きいてみたら結構満足しているようなのと、彼の持っていたケータイが軽くて小さかったからだ。残念ながら彼の持っていたケータイは一番小さい奴で、値段も高いので、オレはそれよりひとまわり大きいが実質タダ($60 ぐらい払って買うが、後で払い戻しが来る。)の Nokia 3360 を選んだ。このケータイを見て、アメリカもやっと日本の3年ぐらい前のレベルになったかと感心した。アメリカでは、最近までワイシャツの胸ポケットはおろかズボンのポケットからもはみ出しそうな巨大なケータイを持ち歩いている人が大多数だったが、去年あたりからぼつぼつ小さなケータイも出始めた。Nokia 3360 もそのひとつで、日本ではもう標準になってしまった 100 g 以下というわけではないが 150 g だ。大きさも、ユニクロで買ったバックパックについているケータイ用ポケットにきちんと収まる大きさだ。電池も持ちもまずまずだし、バイブだってついている。着メロもありだ。アメリカ、進歩したな。すごいすごい。
どのようにNextelの上のテキストへ
ところでひとつ気づいたのだが、アメリカで売っているケータイには、ストラップをつける穴がない。そういや、アメリカでは、マスコット付きストラップをしている人なんてほとんど見たことない。展示会の景品で配っているのを見たこともない。この辺に文化の違いを感じる。アメリカ人は、日本人のように、ケータイを遊びの対象にしていないようだ。(もっとも、着メロは普及しつつあるようだが。)もうひとつ、日本で、サクラヤとかに言けば必ずある、ピカピカ光るアンテナ。あれもアメリカでは見たことがない。でも、これはアメリカ人に感心がないわけではなく、売らないから流行らないような気がする。アメリカ仕様の光るアンテナを作っ� �売れば、大金持ちになれるかも。
話が電話機の方にいってしまったが、AT&T Wireless、今のところスキー旅行中の山間部でのローミングがうまく行かなかった点以外は、気持ちよく使えている。夕方かけてもちゃんと繋がる。ケータイはこうじゃなくっちゃね。Cingular、少しは反省しろ!
サンフランシスコで(日本流)入学式!?
2001年9月号「アメリカの入学式」で書いたように、オレのガキは、日本語日本文化特別カリキュラムのある公立学校に通っている。ここに入れたので、日本語教育は安心と思っていた。だが、入学後の説明会に出席したところ、ここの日本語教育は、会話中心で、さらに内容が日本から1年遅れと聞き、ちょっと心配になってきた。こちらにずーっと住む分には十分のようだが、日本の学校に途中から入るには問題ありそうだ。また、よくわからないのだが、噂によると、日本と アメリカでは算数の教える内容が違うそうだ。(1足す1は全世界共通で2じゃないの?)
と困っている時に、補習校というのがあるという話をきいた。日本の企業派遣の人たちの子弟が日本に帰る時に困らないよう、日本の小学校の授業を受けさせてくれる学校らしい。「補習校」という名前からわかるように、あくまで現地の正規の教育の補助という位置付け。月曜日から金曜日までは地元のフツーの公立校に通い、土曜日だけ補習校で国語と数学を習う。どうせ私立で高いのだろうと思っていたら、意外とと安かった。私立ではなく、有志による非営利団体だからのようだ。どうも日本の文部省(ってもう言わないんだったっけ?)も何らかの形でからんでいるようで、校長先生は何故か日本の学校から派遣されてくる。(どう して地元の人じゃだめなのか不明。)日本と同様、教科書は無償配布される。(もっともこの学校に行かなくても、日本国民なら、個別に領事館に頼めば配布してくれるらしい。)独自の校舎を持っているいるわけではなく、公立校の教室を土曜日だけ借りて授業を行っている。
uは携帯メールで着信音を得ることができます
というわけで、ガキを補習校に入れることになった。補習校は、日本と同じく4月開校。以前紹介したように、こちらの公立校の入学式は実に簡単というか、生徒が参加しての入学式というのはそもそもない。ところが補習校は、さすがに日本の延長、学校初日には学童参加での入学式がある。すっかり日本のことを忘れてネクタイなしで行ったのはオレぐらいで、他の親達は正装までいかないがとりあえずネクタイをしてジャケット着ていた。まず、親と2年生が講堂に集められ、その後、新一年生が、「ピカピカの一年生」(違ったかも)の音楽の鳴る中、拍手に包まれて入場!開会の辞、2年生代表の歓迎の挨拶、校長挨拶、来賓の挨拶、閉会 の辞と続き、その後写真撮影。唯一の救いは、来賓の数が少なく、長話する人がいなかったことと、君が代斉唱がなかったことぐらいだ。いやぁ、儀式好きだねぇ、日本人。
そんなわけで、日本からせっかく逃げてきたのに、またまた日本社会に連れ戻されるオレであった。早くも何かの書類に親の職業を書け、書かないでもめた。いやー、どうなるんだか。6月には運動会をやるそうだが、我が家は欠席に決めた。(それにしても、運動会が何で6月?)でも、息子はやっと真面目にひらがなを覚える気になったようなので、まあいいか。
ヒーローズにあきれる
オレが中古車を買う時にひどい目に遭ったことは、2001年7月号「今月のバカヤロー・・・LA の中古車屋Hero'es」と11月号「ヒーローズその後」で紹介したが、そのまた後日談。
弁護士会に一人弁護士を紹介してもらい、30分ほど話を聞いてもらった。(弁護士会のサービスで、初回の相談は30分まで低料金でやってくれる。)話としては、こちらに理がありそうだが、訴訟を起こすとなるとそれなりの金額になるので、回収できる額に見合わないので泣き寝入りするしかない、というのが残念ながら結論だ。
しかし、この弁護士、昔中古車屋で働いていた(経営していた?)そうで、ついでにいい中古車の買い方を教えてくれた。彼によると、中古車を買う時は、車を見るのではなく、売る人の人柄をみろという。
売る人とあってじっくり話しをして、その人がどういう職業で、どういう生活をしていて、どういう考え方をしているかを知りなさい。車というのは、面白いように、そのオーナーの人柄を反映するんです。いい加減な性格な人は車もいい加減。ボランティアをしていたり孤児を養子にするひような人なら、車もちゃんんとメンテします。もし調子が悪ければそういってくれます。なるほどねー。
3月で、このひどい車を掴まされて1年になるので、整備工場に車をみてもらうことにした。ついでにエンジンのトラブルのことも書いて持っていったら、何を勘違いしたのか、エンジンのトラブルだけを熱心に調べてくれた。(主目的だった、エンジンオイルの交換は忘れてい た!)エンジンのトラブルというのは、坂道でちっともパワーが出ないことと、時々ノッキングして止まりそうな音を出す、ということだ。そして点検の結果、ヒーローズがいかにいい加減なことをしていたかが、はからずも発覚してしまった。まず、点火ケーブルに安物の半年持てばいいというシロモノが使われていたそうだ。そして、点火プラグ自身も安物の上、4本あるプラグのうちの2本がきちんと取り付けられてなかったという。いくら利益を上げるためとはいえ、半年持たないケーブルを使うとはひどいもんだ。おまけに、プラグをきちんと取り付けられないとは、プロとはとても言えない。
これらの部品と他の消耗品を交換し、整備してもらったところ、ちゃんと坂道も登れるようになった。少しハッピー。これからの 夏のキャンプのシーズン、遠出もできそうだ。もっと早くみてもらっておけばよかったと反省。
Windows/PC のトラブルにどうかお力を!
ここ1年、Windows と PC (ハードウェア)謎のトラブルに悩まされている。いろんなメーリングリストで質問しても、解決せず。この際有料でも直してくれる会社があれば直してほしい。ヒントでもいいので、何か情報を知っている方、オレまでメールで教えてくれー。この記事は、どこにでも転載自由っつうか、歓迎。ブートしてから時間がたつとプリンターが使えなくなる
Sony Vaio PCG-SR1/BP を日本語版 Windows 98 で使っている。プリンターは、キャノンの BJ F600 を USB 接続。ブート後しばらくいろいろアプリを使ってから何か印刷しようとすると、うまく行かない。印刷ダイアログは出て、そこでOK ボタンを押すと、プリント進行中の表示が出るところまでは正常なのだが、しばらくして「
LPT1: への書き込みエラー、プリンタ(Canon BJ F600):」というエラーダイアログが出て終わってしまう。この時、BJ F600 付属のプリンタモニターで見ると、「通信できない」という状態になっている。Word 2000、でも Netscape Navigator 4.71 でも、メモ帳でも同じ症状なので、アプリの問題ではない。経験的にわかっているのは、ブートしてすぐはプリントできるが、いろんなアプリ (と言っても、オレが使うのは、Netscape Navigator と WordPad と Meadow ぐらい)を開けたり閉めたりしているうちに使えなくなる、ということだ。
ポートへの印刷中にエラーが発生しました。
プリンタが有効なポートに指定されているかどうか調べてください。
ところで、これと関連しているのかどうか不明だが、エラーにならない場合でも、プリント速度が異常に遅くなることがある。10〜20秒に一度ぐらいしかプリンタヘッドの動く音がせず、一枚の印刷が終わるのに5分以上かかったりする。
システムリソースと何か関係あるような気もするが、しかし、オレは Meadow 以外はフツーの人たちが使っているソフトしか使ってないのにこんなに簡単に印刷できなくなるのはどうも腑に落ちない。ちなみにメモリーは増設して 191 MB にしてみたが、効果なかった。
誰かわかりませんかー?
PC が突然黙り込む
myspec.com という日本の小さな PC 組み立て屋さんから通販で買ったFI800PE Combo という名前の PC。P6IWP-Fe というマザーボードが使われている。メモリーは 256 MB。日本で使っている時は結構まともに動作していたのだが、アメリカに持ってきてからよくハングするようになった。メールを読んでいたり、ウェッブを閲覧していたり、時には何もしてなくても突然ハング。完全なハングで、マウスすら動かなくなる。特定アプリでハングするわけではない。ハングするタイミングに一定パターンはなく、突然ハングする。ただ、確実にハングさせるパターンというのはあって、スタートメニューからヘルプを選ぶと、特にヘルプ画面描画中にハングする。
電圧を疑ったが、もともと120ボルト用の電源がついているので、日本で不安定になることなら考えられるが、逆は考えにくい。どっかの接触不良かとも思い、中をあけて掃除したが、効果なし。DVD ソフトをインストールしたのがよくなかったかとも思ったが、DVD ソフトのインストールしていない Windows 2000 で起動してもハングするのだ、これも関係ない。
どっかのサイトにあった忠告に従って、グラフィックのパフォーマンスは最低にしてみたがが、それでもだめ。グラフィックドライバーを最新にしたら、高解像度モードが選べなくなるという副作用があっただけで、ハングは止まらなかった。
Windows ME で使うとよくハングし、NT 系ならハングしないような印象があったのだが、この前試しに Win 2000 で使ってみてやっぱりハングした。だから、OS とは関係く、ハード的な問題だと思う。しかし、BIOS の起動時のテストでは、問題は報告されない。何だろう?
編集後記
むむむ、またしても何となく暗めの記事の多い号になってしまった。せっかく上向きと思われていた景気も、株価が9月11日事件当時よりも下回ったり、失業率が5年来の最悪の数字となるなど、どうも回復までまだまだ時間がかかりそうだ。先は長い。こういう時は、ぼちぼちやるしかないね。ではまた来月。
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(C) 2002 KUROSAKA Teruhiko
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